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初・初音

砂糖水です。

数年前に購入したままほとんど手をつけていなかった
「ボーカロイド2初音ミク」を、初めて使ってみました。

インストールしたのもかなり前。改めて起動してみると
インターフェイスなんか全然覚えてなくて、
「何この予想を上回る渋い色合いは!?」
と驚き。

画面上部に見慣れぬアイコンが並んでいるのはいいとして、
左側には鍵盤が縦に表示され、下部にはよく分からない項目。
メインとなる歌詞と音程を入力する部分には
ノートか何かのように縦線と横線が無機質に走っているだけ。

ひたすらシンプル。
そしてストイック。

あれ、初音ミクって、もうちょっとこう・・・
かわいい感じじゃなかった・・・???

ネギ持って踊ったりしてたと思うんだけど。

これが本当の初音ミク???

一瞬戸惑うものの、
よくよく思い返せば、
当初の初音ミクはまだ声だけの存在でした。



それはまるで挿絵のない小説のヒロインのようで。

パッケージには確かに姿が描かれているのに、
その存在はひどくあやふやで、
この緑髪のツインテールの少女が果たしてそこに
「いる」のか「いない」のかすら判断できず、
それゆえに不思議な魅力があって。

彼女はきっと「歌」そのものなんだと、
何となく思っていました。

何もしなければどこにもいない。
誰かがどこかで曲を作り、初音ミクが歌った瞬間、
彼女はそこに「存在」する。

別の場所で別の誰かが作った曲の中にも「存在」する。

遠く離れた場所で曲の数だけ無数に生まれているのに、
彼女は全て同一の存在。

・・・なんだろうね、この感覚。
通常とは異なる認知の仕方が求められるというか。

(私が大好きな「serial experiments lain」という
 昔のアニメを思い出しました。あれは名作!)

今では初音ミクはすっかり「キャラクター」として
大活躍しています。
当初の神秘さは薄れましたが、
この「キャラクター」を創造したのは
間違いなくユーザーのみなさまなんですね。

形のないものに姿を与え、
命のないものに命を吹き込む。

通常、それを行なうのは作り手、メーカーです。
でも初音ミクは、ユーザーがみんなで作ったんです。

これ、ものすごく壮大な出来事だと思うのです。
上手く言い表せないけど・・・。
うん、大げさに書きすぎて、
自分でもよく分からなくなってきた。



ちなみに、
私の初音ミクは今のところ全く言う事を聞いてくれません(=仝=;)
第一声の

「♪あ~」

を聞いて、「かわいい!」と思ったのもつかの間、
その後いくら音程を変えても

    「♪あ~」
「♪あ~」
        「♪あ~」
    「♪あ~」
            「♪あ~」
    「♪あ~」
「♪あ~」

全部同じように歌いやがる!
歌詞を入力し間違えても律儀にその通りに歌う。
いや、私が悪いんです、はい、すみません。

これは結構大変かも知れん・・・。

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