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映画「リング」感想

砂糖水です。
 
この前テレビで映画「リング」
(監督・中田秀夫、主演・松嶋菜々子)
を放送していたので、久し振りに見ました。
 
半分くらいの場面は覚えてたんだけど、
頭の中では全然繋がってなかったので
「ああ~こういう流れになるのか~」と思いながら
見てた。

竹内結子、若い!
中谷美紀、かわいい!
 
懐かしかった!
 
そしてつまんなかった!
 
いやだってさ、ダメでしょ、これ。

確かに怖いシーンはいっぱいあるよ。
まず、智子(竹内結子)のお母さんが押入れ開けるシーンでしょ。

お「智子っ!」
 ガラッ
 (変顔死体のどアップ)
 ぎゃ~!

車内で死んでた女子高生を引きずり出す映像を
コマ送りするシーンでしょ。

 (コマ送り中)
 (コマ送り中)
 (コマ送り中・・・変顔のどアップ)
 ぎゃ→!

ベンチに座ってる真田広之の視界に
白い服を着た女の足だけが入ってくるシーンでしょ。

 コツ、コツ、コツ・・・
 (向きを変え)
 コツ、コツ、コツ・・・
 (歩み寄る)
 ぞわわ~!
 
それから、お馴染み、
井戸から這い出てきた貞子が
テレビからも這い出てきちゃうシーンでしょ。

貞「よいしょ・・・よい、しょっと。
 ふぅ~。
 やっと上がってこれたぁー。
 で、次はテレビから・・・あーこれ狭そう。
 ちゃんと通れるかなぁ・・・。
 んっ・・・よっ、と。ふっ! んぬっ!
 はぁ、な、何とか出れた~。
 あれ、どうしたの?
 びっくりしてる?
 ご、ごめんねっ! 
 わたし、疲れちゃって、
 こんな変な歩き方になっちゃって。
 待ってて、今そっちに行くから・・・」
(ギョロ目のどアップ)
 ぎゃ=!
 
ホラー映画として見れば、面白いのです。
怖いわけだし。
何も間違ってはいないのです。

なんだけど、ストーリーがね・・・。

序盤のあらすじは、
「テレビのディレクターを務める主人公・浅川玲子が、
 姪である智子の死の真相を探るうち、
 巷で噂になっていた
 見たら7日後に死ぬとされる
『呪いのビデオ』に辿り着く」
というもの。

で、どこがダメなのかと言うと、
肝心要であるはずの「呪い」が、
いつまで経っても「噂」の域を出ていないこと。

周りの人間が口々に
「ビデオが・・・」
とか
「7日後に・・・」
とか言うわけだけど、
それだけじゃ情報として弱すぎる印象なんですよね。

「死」と「ビデオ」が直結していない。
あやふやなまま話が進む。

だから、主演の松嶋菜々子がビデオを見てしまうシーンも
視聴者に危機感が伝わってこない。
テレビのディレクターという職業についているせいで、
確証もないのに呪いを信じちゃう展開が余計に不自然に見える。

「私ビデオ見ちゃった! 7日後に死んじゃう~!」
ってあわてても、全然呪われたように見えない。
「え、ホントに今ので呪われたの?? だってただの噂なんでしょ??」
って思っちゃう。
「鵜呑みにするなよ!」
って。

もっと、呪いの実在を信じ込ませるような強烈な描写がほしかった。
「やべ、呪われちゃったかも! どうするどうする!?」
って、主人公と一緒にハラハラしたかった。
それだけが残念。

でもエンディングの曲はよかったね!
「♪きっと来る~」ってやつ。
最初はベースがメインの伴奏だけで、
コードが変化しないから淡々として、でもじわじわ盛り上がって、
そのうち加工されたボーカルが同じ歌詞を何度も何度も繰り返して、
盛り上がって盛り上がって盛り上がって、
で、伴奏が突然リズムを刻むのをやめ、
同時にボーカルが高らかにサビを歌い上げる・・・
「♪Uh~ きっと来る~♪」。

この流れ!

めちゃめちゃカッコいい!

ぞわぞわした!

ちなみにこの歌、全然怖い曲じゃないんですよ。
「リング」に使用された時は大幅にアレンジされていたけど、
ちゃんとした普通のバージョンもあって、
そっちの歌はとても爽やかでノリがよくて明るいのです。
こんなに印象が変わるなんて、
編曲の力は偉大だね。

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