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映画&ゲーム『SIREN』感想ちょこっと

砂糖水です。
新しい音声作品の台本を執筆中ですよー!


 ☆ ☆ ☆


久し振りに映画サイレン/FORBIDDEN SIREN
(東宝/監督・堤幸彦)をDVDにて鑑賞しました。
原作はPS2のゲーム『SIREN2』(SCE)。


喘息を患っている幼い弟の療養のために、父とともに
夜美島(やみじま)を訪れた少女・由貴(市川由衣)。
この島ではかつてたった一人を除き全島民が消失するという事件が
起こっていた。
日本でありながら異国のような雰囲気、
不気味な土着信仰、
赤い衣をまとった謎の女、
島の中央にそびえる鉄塔、
サイレンが鳴ったら外に出てはならない」という言い伝え・・・。
不穏な空気に怯える由貴。
その夜、風が吹き荒れ停電が発生。
そして由貴の耳に、島中に響き渡るサイレンの音が!


この映画、好きなんですよ。
なぜかって、何も考えなくていいから!
ストーリーも演出もその場しのぎの連続で、
ばら撒かれた伏線も回収されず、
「謎」はあっても「答え」がない。
いくら推測したところで結局分からずじまい。
つまり、考えるだけムダ。
頭カラッポにして、
「あーあー、フーン」
なんて思いながらボケッと見るのが正しい鑑賞法です。
(真面目に考察すれば、結構深い話らしいのですが)


あと、この映画はホラーなんですけど、
もう全然怖くないです。
森本レオとココリコ田中が出てる時点で怖くないです。
演技は素晴らしいし適役ではあるんですが、
とにかく怖くない。

中盤以降、ゲームの設定にのっとって
「屍人(しびと)」という、ゾンビとは違うヤツが出てくるんですが、
オーディオコメンタリーで監督が普通に「ゾンビ」って言っちゃってて
ものすごくゲンナリ。
「お前が撮ったのはゾンビ映画じゃないだろ!?
 『SIREN』だろ!?」
と言いたくなったのも今ではいい思い出。

ロケ地である八丈島の「むわっ!」「スカッ!」とした風景も、
ホラーには向いてないんじゃないかな。

ところどころ原作であるゲームを髣髴とさせる演出があって
(様子を窺いながら家の中をぐるぐる逃げ回るシーンとか、
ケータイのアラームで相手を誘導するところとか)
楽しいんだけど、ゲームの怖さと比べたら足元にも及んでない。


そんなわけで、テキトーに見るにはもってこいの映画。
お気に入りです。


 ☆ ☆ ☆


ついでにゲーム版のお話でも。


PS3のPS2アーカイブスで配信された『SIREN』を購入しました。
実は過去に『SIREN』『SIREN2』両方プレイしたことがあります。
当時はあまりの怖さと難しさにどちらも序盤で詰んでしまい、
手放してしまったんですが、
上記の映画版を見直したおかげで急に熱が上がってしまいまして。
少しずつですがプレイしてます。

複数の敵が一定のルートを徘徊する中、
隙をついて見つからないように目的地まで移動するっていうゲーム。
相手の視界を盗み見る「視界ジャック」を駆使して
敵の行動パターンを把握し、
極力戦闘は避け(自分弱い! 敵強い!)、
時々仕掛けを解きながら、
忍び歩きでコソコソと、
しゃがみ歩きでノソノソと進んでいく。

・・・やっぱり序盤で詰み中。

このゲーム、一見するとアクションアドベンチャーのようですが
本質はパズルゲームなんですよね。
頭を使うゲームなんですよね。

ザ・苦手!

慎重に慎重を重ねた上での容赦ないゲームオーバーの嵐にぐったり。
でも、世界観と言いますか、全体の雰囲気がすごくいいんですよね。
日本独特のじめっとした空気。
おどろどろしいんだけど懐かしい。
癖になるような、不思議な魅力があります。
だからどんなに難しくても嫌いになれない。
困ったもんだ。


あと、この『SIREN』
タイトル画面で流れるサイレンの音がやたらとカッコいい!
ヘッドホンなどで聞くと分かりやすいですが、
まず左側から低めのサイレンが鳴り出します。
サイレンって、出だしは低くてだんだん音程が上がってくんですよね。
で、音程が上がりきる直前くらいに、
今度は右側から追いかけるように高めのサイレンが鳴り出すんです。
音程の高さという意味では、後から鳴り出した音が先に鳴っている音を
追い越す形になります。

 左)むぅぅおおおおおお~~~…!

 右)    うぉぉああああああ~~~…!

って。
この、違う高さの音が重なる瞬間がたまらなくカッコいいのです!

・・・何言ってんだコイツって感じですね、ハイ。

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